就労移行で評価されて意味あるの問題

優秀だったり謙虚な利用者さんで「就労移行で褒められても意味ないですから」「職場でないから褒められても意味ない」とお話される方がいます。
これはある意味正解であり、ある意味間違いです。それを今回はお話していきたいと思います。
Contents
就労移行で褒められることは無意味なのか?
結論から言いますと、「ここで褒められることはゴールではありません。なので調子に乗らないでください。しかし意味がないわけではありません。」ということです。
この結論を詳しく説明していきます。
就労移行の職員の評価は基本甘い
理由は簡単です。利用者の自己肯定感や自信を折りたくないからです。褒めて伸ばそうとするのが基本だからです。自信を失ったり自己肯定感が低い方が利用者です。そんな人に更なる追い討ちをかけるような真似はまずしません。
そのため、基本的に自信をつけていただくためにも褒めて伸ばそうとします。その結果評価は甘いものになります。そんな甘い評価で浮かれて慢心になられては困ります。
実際に働き始めて、就労移行支援と職場のギャップに驚いたり苦労したりする人も結構います。
褒められるレベルにはなる必要はある
しかし「そんな甘い評価なら褒められても仕方ない。意味がない」と思わないで欲しいです。
なぜなら、そんな甘いレベルですら褒めてもらえない、評価されないレベルの人間が職場で評価されることはほとんどないからです。
「意味がないと思っても会社で働く最低限のレベルとして就労移行支援員に褒められるレベルにはなっておいて欲しい」というのが本音です。そしてどんなことをしたら評価されるかを理解できている人間にはなっておいては欲しいです。
就労移行支援員の評価を上げるとメリットもある
自分は社会人経験もあるし、そこそこ支援員にも褒められる。だからこれ以上、ゴマを擦って評価を上げる必要はないと思う人もいるでしょう。これも間違いではありませんが、職員から高評価を得ていると思わぬメリットがあります。
それは、仕事の紹介をして貰える可能性があるということです。
就労移行支援事業所は企業への営業活動もしています。この営業活動というのは利用者を売り込むというよりは事業所と企業のパイプを作り実習をお願いしたり、企業が障害者雇用をしたいと思った際に、良い利用者さんがいたら紹介をするための縁づくりのようなものです。
そして、企業が実習の受け入れや雇用を検討した際に、事業所は「うちの事業所の支援はしっかりしていておたくの企業でも活躍できるような利用者さんばかりです」と思って欲しいものです。そのため、できるだけ始めての実習には優秀な人やその事業所がイチオシする利用者さんに行っていただくことがあります。
また、多くの利用者を雇ってくれている企業が事業を拡大して新しく障害者を雇いたい場合も同じくその企業にとって有益な利用者さんを紹介したりします。
利用者側からすると、実習にいくチャンスが増えたり、雇用の可能性がある実習に行けるチャンスが増えると言えます。しかもこれらは自分が嫌なら断れば良いので、利用者側に主導権がある非常に美味しい話なのです。
優秀な人間は評価されることを理解し実行する人
これは就労移行支援員に媚びを売ったら良いというだけの話ではありません。優秀な人というのは「何をすれば相手にどのように評価されるかを理解し、その上で良い評価をされることをする人」だと私は思っています。
まずはそのレベル1である福祉の職員に褒められるレベルになることは大切です。事業所の訓練や関わりを通して社会で何が評価されるかを知ることは非常に大切なことではないでしょうか。これを知っているか知らないかで、評価されるまでの努力の量や時間が大きく変わってくると思います。
少し砕けた言い方をすると「どこへ行っても結局良い子ちゃんしなきゃいけないんだよ?じゃあ就労移行でも良い子ちゃんしつつ自分の意見を通すようにしようぜ?」ってことです。
どんどん評価されましょう
別に自分を不必要に殺す必要はありませんが、不必要に反発する必要もありません。
「自分のできることで他人から評価される」という経験を積み、そこからチャンスを掴んでいただきたいのです。
だからこそ、どうか就労移行支援事業所で評価されても仕方ないと思わず、どんどん評価されてその結果を素直に受け入れてください。
この記事が少しでも誰かの役に立てば幸いです。