感情的になるな!損します

発達障害の特性なのか理由は定かではないですが、すぐにカッとなるタイプの人が就労移行支援事業所の利用者さんには一定数います。

しかし感情的になって良い結果に終わった人を私はあまり見たことがありません。
今回はそんな感情的になることのデメリットをお話しようと思います。

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キレて得することはあまりない

キレるというのは非常に難しい手札です。「間違えた使い方をするとかなり損する」というのが正しい表現かもしれません。

職場において感情的になると場合によってはパワハラと認定されたり、「ヤバいやつ」「面倒なやつ」というレッテルを貼られたりします。

確かに上手に使えば相手を威圧したり自分の主張を押し通すことに役立つでしょう。

しかし、そこまで計算して感情を出せる人はなかなかいません。大抵の場合はその場に流されて感情をあらわにして後先考えない行動をして損をします。

感情的になるとどんな損をするのか?

なぜ感情的になると損をするのか?またどんな損をするのでしょうか?ここではそれを紹介していきましょう

エネルギーを無駄にする

結論はシンプルです。感情的になっても根本的な問題は解決しません。

これが私がキレることが無意味だと思っている一番の理由です。キレたことでダメな部下や後輩のスペックが上がるわけではありません。会議でキレても良い案が出るかも別問題です。このようにキレても根本的な問題解決にはなりません。

しかしキレることによりエネルギーを消費します。場合によってはキレたことで生じた人間関係の修復の労力も必要になることもあるでしょう。

このように根本的な問題解決はせず、単に心身のエネルギーを無駄にすることになることに私は利益を見出せません。

感情は相手の感情に作用する

自分の喜怒哀楽は他人に伝わります。そして相手の感情に作用します。負の感情というのは相手に負の感情を抱かせます。

これは仕事のような合理的な判断を求められる場においてはマイナスに働くことがあります。お互い論理的な話し合いをして合理的な結果を求めている際に感情が入ると求めている結果に至らないことが往々にしてあります。

一時的な感情により判断したり発言してしまうことで、得られるはずの利を失う場合があるのです。これは損でしかありません。

「売り言葉に買い言葉」という表現があるように、相手は自分の感情に乗ってきます。そこで話し合いがストップしてしまうこともあります。その結果に建設的なものは何も残りません。
残るは相手への負の感情や嫌な思い出だけです。

冷静な判断ができなくなります

これは怒りや負の感情だけではありません。感情に身を任せてしまうと正しい判断や合理的な判断が出来ず後で後悔したりします。

それが怒りの感情ならなおさらです。

怒りに任せて冷静な判断ができなくなった人間は最悪逮捕されることもあるでしょう。

感情をコントロールして損を減らしましょう

感情のコントロールには脳が関係しているそうなので、人によって得意不得意があるかもしれません。しかし工夫や訓練である程度は身につけられるものだと私は思っています。

自分の感情をコントロールして後で後悔したり、自分が辛い思いをすることを減らしていくことをおすすめします。

今後、私のやっているアンガーマネジメントや感情コントロール方法も紹介していこうと思っています。
しかし、感情的になることのデメリットを理解するだけでもブレーキになると思い今回記事にしました。

この記事が少しでも誰かの役に立てば幸いです。