ハク流 鬱の時にしない方が良いこと
うつ症状があると様々なことができなくて辛いものです。「したくてもできない」これは本当にキツいですよね。
そんな状態でも「ついついしてしまう良くない行動」というものがあるように思います。
今回は私が考える「うつ症状がある時にしないほうが良いこと」をご紹介します。
Contents
ネガティブな感情・記憶に繋がる行動は意識してしない・避ける
うつ症状が出ると不安になったり、腹が立ったり、落ち込んだりとネガティブな気持ちになります。また過去のそれらの感情を思い出すような行動をとってしまう人がいるように思います。
私もそのタイプで、世の中の不条理を描いた漫画を読んだりして腹が立ったり、自身の人生に絶望してしまいます。
つまり、弱っている自分に自分でさらに追い討ちをかけているのです。そんな自分を苦しめることをしない・避けることがうつの治療で大切だと私は思っています。
具体的に「しないこと・避けること」12選
では、具体的に「どんな行動をしない・避けた方が良いのか?」をご紹介していきます。どれもやりがちな行動だったり、人によっては習慣化している行動だと思います。一度、ご自身の行動を確認してみましょう。
暗いニュースを見ることをしない
しない方が良い理由
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- 将来に不安を感じて落ち込みやすくなります。
- 社会に憤りを感じてストレスになります
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避けて大丈夫?
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- 株でもしてない限り、絶対に知らないといけないニュースというのは少ないです。あと、うつ病で療養しているなら、別にそのニュースを知らなくてもなんとかなることが多いでしょう。
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嫌なことを思い出す情報を避ける
避ける方が良い理由
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- わざわざ探してしまう人がいますが、はっきり言ってメリットはありません。
- 腹が立ちます。悲しくなります。楽しいことに時間を使いましょう。
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避けても大丈夫?
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- 何か行動する必要があることに関係する情報以外は遮断しましょう。
- 就労に関することは医師からのオッケーが出ない限りは見ても行動できないのでやめておきましょう。しんどくなったり不安になります。
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SNSやインターネットでネガティブなことや今できない情報を集めない
しない方が良い理由
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- メリットがありません。不安になったり余計にメンタルが落ち込みます。
- 鬱の時はなぜか余計に不安になる情報を集めてしまう傾向があります。(私の場合)
- 自分が今できないこと(就職など)のことは考えずにアニメやドラマなど自分が楽しめる情報を取り入れましょう。
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しなくても大丈夫?
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- 大丈夫です。今できないことに関する情報を集めてもあまり意味がありません。また情報は更新されていくので、自分ができるようになった時に最新の情報を集める方が良いでしょう。
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人と比較することを避ける
避けたほうが良い理由
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- 自分より優秀な人や、他人のキラキラしている面と自分を比べて落ち込むからです。
- 比較して優越感を持っても更に上がいて、その人と比べて落ち込みます。結局上を見たらきりがないからです。
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避けても大丈夫?
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- 比較すること自体に意味はありません。比較はあくまで自分を成長させる手段であり目的ではありません。目的は自分が幸せになることです。(それでもついつい比較してしまうのですが・・・)
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1人になることを避ける
やらない方が良い理由
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- 孤独になるとネガティブな思考がグルグル周ります。適度に人に会って優しい人や自分よりダメな人間がいることを知りましょう。
- 必要な情報が入ってこない可能性があります。
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人と会って大丈夫?
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- 医者や家族や心許せる友人だけで良いです。
- 無理に多く合うと逆に負担になることがあるので気をつけてください。
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嫌いな人やストレスになる人に会うことを避ける
やらないほうが良い理由
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- 先述の「一人になることを避ける」と矛盾していますが、自分のストレスになる人と合うのは避けましょう。うつ状態だと受けるダメージが大きくなります。
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嫌な人から避けて大丈夫?
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- 多くの人が逃げていると思います。「辛いことから逃げ出さなかった」ということを美徳のように語る人がいますが、必ずしもそれが良い選択とは限りません。逃げ出さなくて得られるものよりも自分の心身の健康の方が大切です。
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食べないことを避ける
やらない方が良い理由
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- 栄養が不足すると元気が出ません。また風邪など他の病気にかかりやすくなります。わずかでも良いので自分の好きなものを食べましょう。
- 体力がなくなると行動できなくなります。
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好きなものを食べて大丈夫?
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- 食べないよりはマシです!食は人生の楽しみでもあります。好きなものを適度に食べてリフレッシュしてください。もちろん、食べすぎは厳禁です。
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身体を冷やさない
やらない方が良い理由
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- 寒いと交感神経が活発になり緊張度が高まってしまうそうです
- 自律神経が乱れやすくなり、メンタルに悪影響を及ぼす可能性があります。
- 睡眠の質が落ちます。
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暖めて大丈夫?
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- 暖かいと感じるくらいなら別に問題はないと考えています。大切なのはあくまでも冷やさないことです。
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頑張ろうとしない
やらない方が良い理由
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- より悪化する可能性があります。頑張ろうとして頑張れないとまた自分を責めてしまいます。
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頑張らなくても良いの?
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- 頑張れないから困っているわけで、頑張れるなら頑張っているはずです。
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夜更かししない
やらない方が良い理由
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- 日光に当たることでセロトニンが生成されメンタルに良いとされているので日光を浴びる生活をして方が良いです。
- うつになると眠ることができなくなる場合も多いですが、早寝早起きを心がけてください。
過去の辛かったことを振り返らない・後悔しない
やらない方が良い理由
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- うつの時はとにかくネガティブな思考に陥って客観的に反省したり分析できません。また自分を責めてしまい、より落ち込む場合があるのでおすすめしません。
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自分の失敗から学ばなくて大丈夫?
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- 自分の失敗から学ぶことは大切ですが、しかしそれは今ではありません。
- 辛いことというのは感情であり出来事や行動とは別です。感情と出来事は分けましょう。辛いこと、悔しいこと=反省したり学ぶ必要があることとは限りません。
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医者や薬に期待しすぎない
やらない方が良い理由
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- 医師や薬は万能ではありません。薬は相性があり副作用の眠気や倦怠感に苦しむ場合もあります。
- 医師も人間ですし、相性があります。過度に期待しすぎると裏切られたような気持ちになって落ち込んでしまいます。
- 病院に通うことは大切ですが、期待し過ぎずに自分でできるメンタル改善のアクションもしましょう。
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習慣化しているものは色々な方法でやめてみましょう
今回ご紹介した「しないこと・避けること」の中には、もう習慣化されていて止めにくいこともあると思います。
そういう習慣化されたことをやめることは非常に難しいことです。やめたいけどやめられない。そんな時は次の方法を試してみてください
別の習慣に置き換える
これが一番オススメの方法です。やめようとするとより気になったりします。そこで置き換えるのが良いです。ニュースをチェックする時間にアニメや漫画を読んだり情報を集めるなど別の情報を集める機会にすると良いでしょう。
できない仕組みを作る
「新聞をとっているならやめる」「スマホを使いネガティブな情報を集めている人はスマホを使わない」「ブラウザアプリのTOP画面をヤフーニュースからGoogleに変える」などネガティブな情報が自動的に入ってきにくい環境を作る・調べるのに手間がかかるようにしましょう。
「しない・避ける」というポジティブな行動をしてください
今回の記事はありきたりな内容で、ご満足いただけないかもしれません。しかし、この当たり前が結構できていないし、難しいと思います。
私自身も鬱っぽくなるとこれらの行動を自然としています。そのため、鬱っぽくなったらこれらの行動をしていないか確認し、意識的にしないように心がけています。
うつ病になると、「何かをしなきゃ」とか「~ができなかった」ということを考えて落ち込んでしまいがちです。そこで見方を変えて「~をしなかった」をポジティブに捉えてみてください。
できる範囲で「しない」をしてください。
この記事が少しでも誰かの役に立てば幸いです。