批判や否定に対する感情コントロール

誰でも自分の意見を批判されたり否定されると良い気持ちはしないと思います。否定されるより肯定された方が気持ち良いですし、嬉しいですから。

でも、生きていれば、自分の意見や考えを批判されたり否定される事があります。そんな時に、傷つき過ぎない方法をご紹介します。

Contents

ダメージの程度に差がある

先程も述べたように、自分の意見を批判されたり否定されると不快な気持ちになったり傷つきます。しかし、私が多くの人を見てきて感じたのは、受けるダメージが人によって違うということです。

受けるダメージは何で決まるのか?

では、どうして人によって受けるダメージが違うのでしょうか?単純にストレス耐性が強いということもあるでしょう。

しかし、生まれ持った才能であれば改善できません。そんなことはここでは紹介しません。
では、どうして人によって受けるダメージが違うのでしょうか。

ダメージを受けない人はこんな人

何を批判・否定されたか把握できている人

批判や否定に弱い人は、自分の意見が批判・否定されると自分が全否定されたと感じてしまいダメージを受けます。人によっては攻撃されたと捉え、怒りの感情を生みます。

しかしこれは間違いです。

実際は、自分の意見の一部が否定されただけで、自分の全てを否定されたわけではありません。

このように何を否定されたか把握できていない人は、批判や否定から受けるダメージが大きくなりますが、しっかりと何を否定されたかわかっている人はダメージが少なくて済みます。

なぜなら「この案は相手に合わなかったな」「この意見は良くなかったな。他の案を出そう」「ここは自分が悪かったな」としか考えず、自分が否定されたなんて思わないからです。

自分の意見が肯定されると期待していない人

否定に強い人は、そもそも自分の意見が肯定されるとは期待していません。「通ったらいいな」くらいに考えています。その根源には「自分より賢い人が多くいる」「常に自分の意見が完璧で最も良いわけではない」という事を知っているからのように思います。

逆に否定に弱い人は自分の意見が通ると期待している人です。そして、批判や否定されると「自分の期待が裏切られた」と勝手に落ち込んだりイライラしたりします。

目的達成を最優先で考えている人

目的を効率的に解決する事を最優先で考えている人は、自分の意見や考えを否定されてもダメージを受けにくいです。むしろ、「自分の意見のダメなところがわかって良かった」「他の人の意見の方がより効率的に結果を得られることがわかった」と考えます。

なぜなら、自分の目的が効率的かつ確実に達成できることであり、自分の意見や考えに対する評価はどうでも良いと考えているからです。

批判や否定に強くなる方法とは

先程の段落でご説明した内容を整理して、批判や否定に強くなる方法をここでは具体的に挙げていきます。

方法1:何を否定されたか整理する

一つ目の方法は何を批判・否定されたのか?を整理する事です。批判・否定されたものが自分の存在や大切なものなのか?それとも単なる自分の考えの一つなのか?それを考えてみましょう。

自分の単なる意見の一つであれば別に否定・批判されても気にするようなことではありません。また別の意見を出せば良いだけです。

方法2:自分の意見は批判・否定される前提でいる

「自分の意見が通るとは限らない。自分より賢い人や良いアイデアを持っている人がいるかもしれない。」「とりあえず、意見を言って、否定されてもイライラせずに数を打って一個が肯定されたら良いや!」くらいの気持ちでいると良いでしょう。

方法3:肯定される事以外の目的を持つ

肯定されることを目的にしていると、反対意見を言われるとイライラします。肯定させること以外の目的を持ちましょう。仕事ならより「良い案を知るため」とか「アイデアをより良いものにするためなど」でしょう。

「自分の意見が否定されても結果的に組織にとって良いアイデアが見つかればそれで良い」くらいに思うとイライラせずに気持ちが切り替えやすいです。

否定されたら、怒りやイライラが出るのは当然

怒りやイライラという感情は人間である以上持つものです。それは自然な事です。しかしこの感情をコントロールすることができないとトラブルになってしまいます。

今回ご紹介した方法は感情コントロールの方法の一部に過ぎませんが、役に立つと思います。
この方法を使い、自分の感情をコントロールしてください。

この記事が少しでも誰かの役に立てば幸いです。