悩むときはベストコンディションで悩む

2022年3月5日

うつ症状があると将来のことや過去のことで悩むことが多くなると思います。また別にうつ症状がなくても職場や人間関係で悩むこともあるでしょう。そんなときに「悩んでもしょうがないんだから」というアドバイスを受けた人もいるはず。しょうがないとわかっていても悩んでしまうから困っているし、そのことをまた悩んでしまう。まさに負のスパイラルです。

 

ではどうすればよいのでしょうか?今回はモヤモヤ考えてしまう悩みが多い人に参考にしていただきたい記事です。

Contents

心身の調子が悪いときに考えても無駄

口でいうと簡単なのですが、うつ症状が強いときはこれも難しいと思います。しかし、これをするだけで悩みが減ったり、問題が良い方向に向かうでしょう。

うつ症状で苦しんでいる方も、少しでも体調が良いときに悩むように意識してみてください。

そもそも「悩む」とはどんな状態??

辞典・百科事典の検索サービス – Weblio辞書によると

1 決めかねたり解決の方法が見いだせなかったりして、心を痛める。思いわずらう。「進学か就職かで—・む」

2 対応や処理がむずかしくて苦しむ。困る。「騒音に—・む」

とあります。

https://www.weblio.jp/content/%E6%82%A9%E3%82%80

 

ここから考えるに悩むとは選択や決定できない。問題の解決策を考えアクションを起こし対応することができないことで起こると言えるのではないでしょうか。言い換えるとこれらができると悩みはなくなると言えます。

なぜベストコンディションで悩むと良いのか

理由その1:悩みを解決できる確率が上がる

メンタルの調子が悪くネガティブな状態だと、どうしても悲観的に考えてしまい客観的に物事を判断することができなくなります。うつ状態だと強い不安感に襲われ、問題や解決策が実際よりも困難なものと考えてしまい解決することができない、動けなくなってしまうことがあります。

また寝不足や感情的な状態では脳がちゃんと働いてくれないので、問題解決に必要な情報を見落としてしまったり、感情に流されてしまい問題を悪化させてしまうこともあります。

こんな状態で悩んでも適切な打開策は見つからず、結局悩み続きけるだけです。

だから、感情も安定して脳がしっかりと働くときに悩むようにすることで、冷静かつ論理的に考えることができ、悩みを解決できる可能性が上がるのです。

理由その2:重要な問題とそうでない問題を選別することができる

悩みの中には本当はもっと悩むべきことがある、悩んでも仕方ない、時間が解決してくれること、今は待つことが最優先というものがあります。

ベストコンディションで悩むと決めると、これらの問題については考えなくなるので、結果的に残るのは「体調が悪くても今本当に解決しないと行けない問題」だけが残ります。

そしてその「体調が悪くても本当にたった今解決しないといけない問題」が本当に今考えないと行けない問題なのか?先延ばしにできないのか?他人に任せることができないのか?を精査するだけです。

実際は本当にたった今自分で解決しないといけない問題というのはそう多くはないものです。

理由その3:メンタルに良い影響を与える

ずっと悩んでいる状態というのは言うなれば、ずっと不安を感じているネガティブな思考に囚われている状態です。そんな常にそんな状態でいるとメンタルが疲弊してしまいます。

持論ですが、メンタルが安定していると安定していない人との違いは、24時間のうちでネガティブなことを考えている時間だと思っています。ネガティブなことを考えている時間が少ない人ほど心身が安定しているように思います。ベストコンディションのときに悩むと決めて、今は悩む準備のために寝ようと決めて気持ちを切り替えることで、不安に囚われていない時間を作ることができ精神が安定する確率が上がる。

また今、休むことを前向きに捉えることができるので、休むことへの罪悪感が減り寝やすくなります。そうして、起きて見るとなんでこんなことでやんでいたのか?と思えます。 

問題を先延ばしにしても問題ないのか?

ここで当然出てくる疑問として「ベストコンディションにする時間をとって問題を先延ばしにして問題ないのか?」というものがあります。これは難しい問題であり一概に先延ばしにして良いとは言い難いというのが本音です。ここがこの方法の欠点とも言えます。

 

自分なりに問題を先延ばしにしても大丈夫とわかるような問題だったら良いのですが、そうでない場合は「本当に先延ばしにしても良いのか?」と悩んでしまいますよね。

 

ここに関しては私もしっかりとした対処方法を確立できていないので、お伝えすることはできません。

ただ、自分の悩みの分野ごとに相談できる人を持っておくと、先延ばしにできるか否か情報をくれることもあります。相談先は持っておくと良いとは思っています。私の場合では就労移行支援事業所の職員さん、医師、カウンセラー、家族、友人と行った感じでしょうか。

今回の記事のまとめ

方法・具体的にやること

大見出し:今回の記事のまとめ

心身の調子が悪いと悩んでも良い方向にいかない。だからまずはコンディションを整えることを優先して、こんが良いときに悩む。

メリット

    • 問題が解決しやすい

    • ネガティブにならない

    • 重要な問題とそれ以外を分けることができる

    • 気持ちを切り替え前向きに休むことができる

デメリット

    • うつが強い人には難しいかもしれない

    • 本当に先延ばしにして良い問題か考える必要がある(場合によっては人に頼る必要がある)

仕事や遊びだけでなく悩むこともベストコンディションで!!

仕事や遊びだけでなく悩むこともベストコンディションの方が良い結果が得られます。まずは健康第一です。

しっかり悩むためにもしっかりと食べて、しっかりと寝てください。それがきっと良い未来に繋がるでしょう。

 

この記事が誰かの役に立てば幸いです。