ミスが多い人は「シンプルに確実に」がオススメ!
これは私の持論ですが、ミスは難しいことや複雑なことをしていると増えます。(「当たり前だ」という人も多そうですが・・)。発達障害の人(ADHDやワーキングメモリが低い人)は特にミスが増える気がします。
なぜなら、ワーキングメモリが低いから、複雑な工程や情報が抜けやすかったり、忘れやすいからです。
作業をする際は効率が良い複雑な方法ではなく、多少効率が落ちても、シンプルでミスが起きにくい方法を選びましょう。そうすることで、自分で決めた作業方法を忘れたり、作業の漏れが減ります。
Contents
作業方法をシンプルにするメリット・デメリット
メリット
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- 頭を使う作業が減る
- 判断することが減る
- 作業の漏れや工程を飛ばしてしまうというミスが出にくい
- ミスが減る
- 今、自分がしていること、方法、進捗を他人に伝えやすい
デメリット
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- 効率が良くないことがある
- 周りから非効率なことをしていると見られることがある
- スムーズに作業できる人からすると、時間がかかるやり方をしていると見られる
- 単調作業が増える
企業の人ができることはあるのか?(企業向け)
企業側が障害のある部下のミスを減らすためにできる仕組みづくり・シンプルにすべきことはあるのでしょうか?
結論から申し上げますとあります。どんなことができるかここでは少しご紹介できればと思います。
工程表やマニュアルを作る
工程表やマニュアルを作成してミスを防ぐのも有効な手段です。
その際のポイントはできるだけシンプルなものにすることです。また様々なページを参照する必要がなく矢印に従って読んでいけば全部内容が書いてあるものにする。文字を減らしイラストを入れるのもよいでしょう。
面倒くさいように感じるかもしれませんが、人によっては作成時間をとれば自分で作る方もいらっしゃいます。また一度作ってしまえば他の人にも使い回せるので意外と便利です。
指示内容をシンプルにする
指示内容が複雑になると指示を受けた側が判断する内容が増えてミスが増えます。
「わからないことはAさん(特定の人)に聞いて、それ以外は私に聞いてください」というくらいシンプルなものが良いでしょう。
この際に注意が必要なのは、自分が出した指示通りに動いた人に対して嫌な顔をしたり怒ったりしないでください。これをされるとそこで空気を読むという作業をしなくてはならず複雑に感じる人がいます。
部下のことを知ろうとする
自分の仕事を抱えつつ障害のある部下のことを把握するのは大変だと思います。しかしこれが一番ミスを減らすために重要なことだと思います。
その方が就職前から支援機関を利用している場合は、情報を共有するのも良いでしょう。
基本は正確重視でいきましょう
基本は正確に仕事をこなすことが大切だと思います。「正確性重視」か「スピード重視」か分かれると思います。状況に応じて上手に使い分けてくださいね。
ただ、私のようなミスの多い人間の場合は「急がば回れ」なんだと思っています。