ハク流仕事術 仕事は最低限を目指す

まず最初にお伝えしたいのはこれはすごく仕事が出来るようになる方法ではありません

この方法はそんなに仕事が出来ないポンコツの私が身につけた、仕事術です

仕事が出来る人は読まないで大丈夫です。ただ、「自分は仕事ができていない」「仕事が遅い」「効率が悪いと言われる」「頑張っているのに評価されない」という人はこれから紹介する内容を参考にしてみてください。

 

Contents

ボーダーギリギリ及第点を目指す

私の身につけた仕事術とは「仕事では基本的には、ひとまず合格点ギリギリ超えたクオリティをミスなく期限内に出すことを目指す」というものです。

クオリティはこだわればほぼ無限にこだわれます。しかしこだわっただけ評価されるかというとそうではありません。
多くの上司は、無数にある仕事を少しでも減らして欲しいと考えており、質よりも数をこなしてほしいと考えています。

ですので評価されるのはそこそこの質でも数をこなした人です。

では具体的にボーダーギリギリ及第点を取る方法とはどんなものでしょうか?

 

第1段階:合格点のクオリティを知る

まずは合格点のクオリティを知ることです。ゴールを知らなければどうすることもできません、

まずは上司やお客さんが求めている及第点ギリギリのクオリティを知ることです。これができていないと及第点ギリギリというゴールが分からず、及第点以下のものを作って怒られたり、作り込み過ぎて及第点以上のもの仕事をしてしまい労力を無駄に使ってしまいます。

ではどうやって及第点を見極めるのかをご紹介していきましょう。

 

過去の資料を見る

まずはこれではないでしょうか。職場によっては「何でもかんでも聞かずに調べろ」という人がいます。そういう人に怒られないためにもまずは、過去の資料を探してクオリティを把握しましょう

そのまま使えそうなものがあったらそのまま使うのもありです。


事前に「過去の資料を参考にして作ろうと思うのですがよろしいでしょうか?」とか「過去の資料を参考にして作ろうと思うのですが、どこにありますか?」と聞くと良いでしょう。これで相手にも自分で考えて動いていることが伝わります。


この方法の良い点は、相手に聞く回数が減るので、話すことが苦手な人に非常に役立ちます。
私は上司と話す時に緊張するタイプで、出来るだけ話したくないので、この方法をよく使っています。

アウトラインだけ作って報告・確認に行く

最初から7〜8割、なんなら100%作ってから報告に行く人がいます。これは時間を無駄にする可能性があります。自分の基準で合格点を決めているため及第点以上のものを作ってしまったり見当違いなものを作ってしまいがちです。


まずはアウトラインやメモ書き程度のものを作り「イメージとしてこういうものを作ろうと思っているんですが、大丈夫ですか?」と相談にいきましょう。そこで大体のイメージを固めて、最低限のものを作っていきましょう。

トライアンドエラーによる経験

これはそのままです。仕事をしていく中でこの業務はこれくらいやれば問題ないというラインを見つけていきましょう。


この時に、周りの人のマネをするのもオススメです。この及第点を把握する経験値を得やすくなります。

周りの人のマネをするとその人の思考や行動が見えてきます。そうすると無駄がない人はどこを省いているのかがわかります。その結果、どの程度のクオリティで仕上げれば問題ないかがわかってきます。

発達障害を持っている人で周りに関心を持てない人や、緊張して周りを見る余裕がない人には難しいかもしれませんが、仕事の無駄を省くために周りを見ることを意識してみてください。

第2段階:及第点の仕事のために無駄を省く

及第点のクオリティがわかれば、次にとにかくその仕事を期限内に終わらせるのに何を省けるかを考えて、削れる作業を削っていきましょう。

では削れる仕事とはどんなものがあるでしょうか?

不要な装飾は削れる

パワーポイントの資料でも、ワードで作る文章でも同様です。装飾は基本的に後から付け足すことができます。また装飾よりも中身が評価されることの方が多いのでまずは簡素な作りで中身を作りましょう

装飾は求められてから付け加えるようにしましょう

0から作るという工程は削れる

これは上で書いた「過去の資料を参考に作る」ということと被るのですが、去のデータがあるならそれを流用して中身を少し変えて作りましょう。

0から構成を考えるより遥かに早く作れます。

これはルーティン業務や定期的に行う作業で効果を発揮します。使える過去のデータは集めるようにしておきましょう。

思い出す、聞き直すは削れる

少し時間があくと、「この作業はどこまでやったっけ」と資料を見直したり、やり方を忘れて聞き直すということが起こります。しかしこれらはメモをとっていると削れる作業です。

メモを取るということは手間だと考える人はいますが、その手間よりも再度聞き直す、調べ直すよりは時間が少なくてすみます。なのでメモはしっかりとるようしましょう

二転三転する工程は削れる

仕事がわからない時に、相談する時は、決定権がある人に聞くようにしましょう。

そうじゃないと話が二転三転して修正回数が増えます。その人が言ったことが正解というのがわかる場合は最初からその人に聞きましょう

こだわりは削れる

自分のこだわりは不要です。仕事は求められた要求に応えることで評価されるものです。求められていないことをしても評価されず蛇足です。

障害特性上こだわりやすい人もいるでしょうが、仕事では求められていないこだわりは抑えていきましょう。

削ってはいけないものもある

前の章では色々と削れる箇所をご説明しましたが、逆に削れない部分、削っては行けない部分というものがあります。これを削ってしまうと評価が下がってしまいます。

ここではそんな削ってはいけない部分をご説明していきます。

ミスを減らすための時間や作業は削らない

どんなに相手の求めるクオリティが低くても、誤字脱字や数字の間違いなど、ミスがあるとそれは基本的に相手の求めるものではありません。

ミスをチェックする時間は削らず、ミスが出ないようにしましょう。

リスクマネジメントのための時間や手間は削らない

どんな作業でもトラブルは起こるものです。トラブルが起こったらまた最初から作らないといけない!というのは非常に効率が悪いです。

トラブルが起こっても対処できるようにリスクマネジメントには時間や手間をかけましょう。

具体的には、最初は早さ重視で低クオリティで作って、あとでクオリティを上げろと言われても上げられるような工程や段取りを組むことなどです。

 

最低限の作業で合格点ギリギリを作りましょう!

ゴールがわかって、無駄な作業・削れる作業、削ってはいけない部分もわかったら、あとは作業をひたすらやっていくだけです。とにかく手を動かしましょう!!
そうやって多くの仕事を終わらせていきましょう。

仕事によっては合格点ギリギリの仕事を多くやるより、100%が求められる仕事もあると思います。 そういう仕事ではしっかり100%を目指してください。


及第点ギリギリの仕事で省エネしていきましょう!!

私がなぜこの方法をこのブログで紹介したかですが、それは発達障害を持っている人の中には体力面、精神面のエネルギーが少ない人がいるからです。

私自身、精神的疲労から疲れやすく、体力勝負で仕事に取り組むことができません。私みたいなタイプの人で無駄にエネルギーを使って疲弊をしている人に少しでも楽に仕事をしてほしいと思い、今回この方法を取り上げました。

私がそんなに仕事ができる人間ではないので絶対に役立つとは言えませんが、もし、実践できそうなものがあったらぜひ一度試してみてください。

この記事が少しでも誰かの役に立てば幸いです。